ミックスボイスとは？正しい出し方・トレーニング方法を紹介

2024-09-11

この記事でわかること

ミックスボイスとは何か理解することができる
ミックスボイスを習得するメリットがわかる
ミックスボイスの出し方や練習方法がわかる

歌を練習していると、どんどん歌いたい曲が増えてきますのね？でも、歌いたい曲に高い音が出てくると、どうしても上手く声が出ず、苦しそうな声になったりしていませんか？

高い声を無理に出そうとして声がひっくり返えってしまったり、喉がつぶれてしまったりした経験がある方もいらっしゃるかもしれません。そんな時に「ミックスボイス」を習得すると、喉にも負担をかけずに高い音の声を出して歌うことが出来るのです。

今回は、歌える歌の幅を広げたい人のために、「ミックスボイス」とは何なのか？ミックスボイスを習得するメリットや練習方法・コツについてなど詳しくご紹介させていただきます。

ミックスボイスとは

ミックスボイスとは、地声（チェストボイス）と裏声（ファルセット）がミックスされたような中間の声質で発声する事をいいます。
ミックスボイスを習得すると、美しく滑らかな高音を出すことが出来るので、歌を歌っている方は習得すると歌える曲の幅が広がり、歌唱力もアップしますので身につけておきたい技術ですね。

また、ミックスボイスは別名「ミドルボイス」と呼ばれることもあります。
地声のような力強さと裏声のような高音を出すことが出来るのが特徴です。

ミックスボイスは、喉に負担をかけることなく高音を出すことができ、硬い響きだけでなく軟らかい響きなど色々な響きを作ることができる発声方法です。

ミックスボイスをマスターするメリット

高音を出すときに無理に声を出そうとして声がひっくり返ってしまった経験はありませんか？
無理やり高い声を出そうとすると、喉に負担がかかり、喉を痛めてしまうような歌い方になってしまいます。
そんな時、ミックスボイスをマスターすることができれば、喉に負担をかけないで高音を出すことができるのです。

ミックスボイスを習得するメリットは、喉に負担をかけずに広い音域を歌えることができ、色々な響きを操りながら歌うことができるといった点です。

ミックスボイスを使う歌手

多くの歌手がミックスボイスで歌っていることから、ミックスボイスで歌うことに憧れる人も沢山いらっしゃるのではないでしょうか？

今回は、ミックスボイスで歌を歌っている歌手を何名かご紹介させていただきます。

秦基博
スピッツ
B'z
Alexandoros
Superfly
アンジェラ・アキ

ミックスボイスの練習方法・コツ

ミックスボイスの習得に必要な練習方法やコツは、以下の５つの方法があります。
この５つを同時に出せているかがポイントになります。

すべての母音で出せているか

母音とは「あ・い・う・え・お」のことで、このすべての母音を一定に出せているかが大切になります。

ポイントは

響きを一定に保つ
音の高さが変わらないように出す
はじめはゆっくりと行う
自分が出しやすい順番で始める

理想の音色になっているか

声色には個人差があるので、自分が出したいと思っている声を出せているならOKです。
どんな声を出したいのか明確にしておくことが大切です。

5曲連続して歌っても声が枯れないか

上記のことをふまえて、その声で連続して歌っても喉が痛くならず、声が枯れていないことがポイントになります。
大体５曲連続して歌っても、声が枯れていないのを目安に歌いましょう。

音量をコントロールできているか

大きく力強い声で歌うよりも、基本的に小さい声で出す方が難しいので、小さい声でミックスボイスを出す練習をしておくことがポイントです。

小さい声で歌ったときに、声がひっくり返ってしまったり、あまりにも裏声になってしまったときは、ミックスボイスが出来ていないので気をつけましょう。
音量をコントロールすることが出来ると、抑揚の幅が広がります。

地声とスムーズに行き来できているか

ある一定の音で「あー」とミックスボイスを出します。その時に、音程を滑らかに下げながらミックスボイスと地声の間がスムーズに接続できるかがポイントになります。

ミックスボイスの練習をしてみたエピソード

上記の練習方法を執筆者が練習してみると、母音の「い」での発音が苦手だなと感じました。
少し潰れてしまったような声が出てしまいます。どの母音でも一定な声が出せるようになると、より喉への負担も減り歌いやすくなりそうだなと体感しました。
また、音量のコントロールがとても難しいなと感じました。大きな声で歌うよりも小さな声で歌う方が声のコントロールも難しく、体の使い方により意識を向けなくてはいけないなと感じました。

まとめ

ミックスボイスは地声（チェストボイス）と裏声（ファルセット）がミックスされたような中間の声質で発声する事をいいます。ミックスボイスを習得すると、喉に負担をかけずに広い音域を歌えることができ、色々な響きを操りながら歌うことができるので、さらに歌が上手くなりたい方や、喉を痛めやすい方は、是非ミックスボイスを習得されることをオススメします。

‍