【動画・体験談付】ウィスパーボイスを上手に出すコツ・練習方法まとめ
この記事でわかること
- ウィスパーボイスとはどんな声か理解できる
- ウィスパーボイスの出し方がわかる
- ウィスパーボイスの練習方法がわかる
歌の練習をしているけど「ウィスパーボイスってどんな声なのかわからない」「ウィスパーボイスを上手く出すコツや練習方法がわからない」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
歌声には色々な種類があり、歌い方によって曲の印象が変わって聴こえます。
ウィスパーボイスを習得すると表現の幅が広がりますので、儚さや切なさを伝えたいときの感情を表現しやすくなります。
この記事では、ウィスパーボイスとはどんな声で、どんな練習方法があるのか?や、ウィスパーボイスが魅力的な歌手の方たちを中心にご紹介させていただきます。
ウィスパーボイスとは
ウィスパーボイス(whisper voice)とは、ささやき声(whisper)または、ささやきに近い息漏れ声(breathy voice)のことを言います。
ウィスパーボイスは、しっとりとした歌声で、聴いている人に優しく柔らかい印象を与えます。
息の量を多く使い、「切なさ」「儚さ」「セクシーさ」「優しさ」「柔らかさ」を表現することができる歌声です。
ウィスパーボイスと息漏れ声は、似ていますが両者は異なります。
息漏れ声は、息が漏れてしまった声そのものを指し、声帯が呼吸するときに近い状態にありますので声帯は振動していません。
一方、ウィスパーボイスは、声帯が閉じており振動していますので音に安定感があります。声帯がちゃんと振動しているかどうかが両者の大きな違いになります。
ウィスパーボイスが魅力的な歌手
- ミニー・リパートン
- マライヤ・キャリー
- マイケル・ジャクソン
- カーディガンズ
- 手嶌葵
- 徳永英明
- 玉置浩二
ウィスパーボイスの出し方・コツ
ウィスパーボイスを上手に出すためには、声帯を振動させて響きのある声を作る必要があります。
また、以下の3つのコツがありますので、是非ご参考にしてください。
ウィスパーボイスの出し方・上手に出すコツ
- まずはリラックスして体の力を抜いてください。首回りのストレッチや、リップロール(唇を振動させる)をすることで喉や顔の筋肉の緊張がほぐれていきます。
- 息をたくさん吐きながら歌いますので、あくびをしている時のように、喉の奥が大きく広がっているのをイメージしてみてください。ウィスパーボイスを出す時は、声門(息が通る隙間)を広げることを意識しましょう。
- 発声するときに、声を胸で響かせるようにして息を吐くことを意識してください。胸のあたりに振動を感じることができたら、しっかりと声を響かせられています。ウィスパーボイスは、普通に歌うよりも息をたくさん使いますので、肺活量が必要です。
ウィスパーボイスを練習する方法
ウィスパーボイスは、声を張り上げて歌う方や、声が硬いと言われている方の練習にも向いています。
ウィスパーボイスの練習方法
- ウィスパーボイスを練習するときに大切なことは、寒いときに手を息で温めるように、手に「ハァ~」と息を当てるような感覚を忘れないようにしてください。手に息が当たっていることを確認しながら声を出します。
- 次に、「ハァ~」→「あー」と息から声に変えていきます。(手に当たる息が無くなってしまったら声だけの状態になっているので必ず手に息が当たっているのを確認してくだい。)
- 反対に「あー」→「ハァ~」でも練習し声から息に変えていきます。この練習を繰り返します。
- この練習に慣れてきたら、短いフレーズで練習してみます。「かえるのうた」のように簡単な曲でも大丈夫です。
注意点は、無理やり大きな声を出さないことです。大きな声を出すと喉に負担がかかってしまいます。
また、酸欠にも気をつけてください。息を吐くときは、お腹(腹筋)の支えも使うように意識してください。喉だけで息を出そうとすると声帯を痛めてしまう可能性があります。
ウィスパーボイスの練習をやってみたエピソード
はじめは、手に当たる息がなくなってしまいましが、徐々にコツをつかみ、手に息が当たっていることを確認しながら行えました。
「かえるのうた」のような簡単な曲でも、しっかりとお腹で支えないと喉に負担がかかるので、声帯を痛めないように気を付けながら練習をしたほうが良いと思いました。
まとめ
ウィスパーボイスは、ささやき声、ささやきに近い息漏れ声のことを言います。
息の量をたくさん使って歌いますので、「切なさ」「儚さ」「セクシーさ」「優しさ」「柔らかさ」を表現することができます。声帯を振動させて歌っているため、音に安定感があります。
ウィスパーボイスは、リラックスして体の力を抜き、声門を広げて声を出します。声を胸で響かせるようにして息を吐くことを意識して発声します。
練習するときは、手に息が当たっていることを確認しながら声を出すのがポイントです。
大きな声を出さず、お腹(腹筋)の支えも使うように意識しましょう。