私は、超絶音痴です
カラオケが苦手です
付き合いで連れていかれても
マラカス担当に徹します
歌わせられそうになると暴れます
どうしても歌わないとダメな場合は
『はじめてのチュウ』を
ダンディ低音ボイスで歌います
音痴を誤魔化すためです
(※誤魔化せずバレます)
ちなみに楽器もダメダメです
(※マラカスもリズム外します)
中学生のときの成績表では
10段階中2をとったことがあります
そんな僕ですが
音楽から影響を受けることは多いです
ウォルター・ホレイシオ・ペイター
という19世紀のイギリスの文学者は
著書『ルネサンス』の中で
“All art constantly aspires
towards the condition of music.”
”すべての芸術は
絶えず音楽の状態に憧れる。”
という言葉を残しています
音楽家の人生、歴史、形式など
音楽を通して学び
感銘を受けてきました
1冊の本を紹介します
知人の小説家が書いた作品ですが
ちょいちょい表現が刺さって
読み終わっても、たまに
記憶に残った表現を振り返ります
『純真を歌え、トラヴィアータ』
(古宮九時)
プロのソリストの道から脱落したもの
プロの指揮者の道から脱落したもの
才能を持たざる2人の
夢と現実、挫折と再生の物語です
この作品の中で
ぜひ読んで欲しい一節を紹介します
『音楽に必要とされる
ごく一握りの人間は幸福だ。
だが必要とされなくとも、
音楽を必要とする人間はいるのだ。
愛されなくても、愛している。
その思いはきっと、
一生変わることがない。』
音楽の部分を、ダンスに置き換えても良い
舞台でも、演劇でも
僕としては
これほどの救済の言葉は無いなあと
興味のあるかたは
是非読んでみてください
English Vocal Election 事務局 船木